帰ってきて、ダーリン!【原題】돌아와요 아저씨 / Please Come Back, Mister ★4.0 RAIN、キム・インクォン、キム・スロ、オ・ヨンソ、イ・ミンジョン

4つ星ドラマ

「帰ってきて、ダーリン!」は、2016年2月24日から同年4月14日までSBSで放送されたドラマスペシャル。日本の作家、浅田次郎の小説「椿山課長の七日間」を原作とした、死後になんとか地上に戻った旧友たちの人間ドラマとコメディが混ざったファンタジードラマだ。

ドラマ評価★4.0
OST評価♫4.0
ジャンル転生、ファンタジー、
ロマンティックコメディ、
家族、友情、リメイク

ざっくりあらすじ | 帰ってきて、ダーリン!

ある日、天国と地獄行きに向かう駅のそば。道端で目覚めた男二人、キム・ヨンス(キム・インクォン演)と ハン・ギタク(キム・スロ演)。二人に共通してるのは、現世に未練があること。天国行きの列車に乗った二人は途中で脱走を図った…

彼らの人生。一人は百貨店の課長、キム・ヨンスは、妻との結婚記念日も守れないほど、毎日馬車馬のように働いた挙げ句、ある夜、外れかけたデパートの垂れ幕の紐を直そうとしたが、屋上から墜死する。

片や、カタギになり手下の弟たちを養うために、フレンチレストランを営んでいたハン・ギタク。ある日、初恋の女性ソン・イヨンが現れ、根も葉もないスキャンダルで脅されていることで、ギタクに助けを求めてきた。ところが、二人が会っているところをパパラッチに撮られ、クルマでカメラマンを追っているうちに事故死してしまう。

こうして、天国行きの列車から逃亡した彼らは、全く別の容姿の人間として戻ってくると、むしろ知らなければよかったと思うような真実を知ることになる。

そして、彼らは怒り、悲しみ、復讐への欲望を克服し、最終的に「知らずに死ぬと残念だった」と、愛の意味と幸福を悟るのだった。

製作者の意図

突然死は、本人にとって人生で最も驚愕する瞬間だが、現実ではこのような事故死や突然死は、もはやニュースの話題すらもなっていない。

「ご冥福をお祈りします」と一言で、努力して生きてきた彼らの生涯を慰めるには、あまりにも悲しい出来事だ。まだやるべきことがたくさんあり、達成したことも惜しいこの時代のリーダーたちは、真に謙虚に死を受け入れることができるのだろうか?彼らが死の前の自分の人生を振り返ると、どのように見えるだろうか?

恐縮だが、このドラマはそのような機会を提供する視線となることを目指している。もし死から一時的にでも戻ることができるとしたら……自分の人生を振り返る機会が与えられたとしたら……主人公たちが選んだ機会は、再び現世に戻ることができる「逆送体験」だ。

いつ突然、あるいは遠い未来に訪れるかもしれない死に備えて、我々は保険以外に何を準備しているのだろうか? 今この瞬間、幸せになるためにどんな努力をしているのだろうか? 真に価値ある人生とは何だろうか?

我々全員が、誰かにとっては善人で、誰かにとっては悪人である。結局のところ、人生とは、貪欲と良心の間で絶えず葛藤する過程の連続ではないだろうか。それでもなお、石ころのような道程の中で、苦労して花を咲かせる人間性こそ、我々の人生の美しさである。

このドラマを視聴する間、一時的に肩の荷を下ろし、種を蒔く時間になることを願っている。いつの日かあなたが歩いた道を振り返ると、それがとても美しい花道だったことを願って…。

概要 | 帰ってきて、ダーリン!

【原題】돌아와요 아저씨 / トラワヨ アジョッシ / Please Come Back, Mister
SBS 水木ドラマ
2016年2月24日 放送開始
2016.4.18から視聴開始〜 ep16 鑑了 2016.5.30

初回視聴率:8.0% 最高視聴率:9.0%(2話) 平均視聴率:4.8%

原作:浅田次郎『椿山課長の7日間』
監督・演出:シン・ユンソプ、イ・ナムチョル
脚本:ノ・ヘヨン、ヒョン・ジュヨン

視聴率

初回視聴率:6.6%、最高視聴率:7.6%(第2話)、最低視聴率:2.6%(最終回)、平均視聴率:4.5%

このドラマはオヤジギャグなどのコミカルな要素があり、男女主人公がロマンスで繋がらない点。主役の出番が均等であり、ブロマンス、ウーマンスなどのユニークな側面は、熱烈なファン層を形成した。

一部では優れたドラマと評されたが、惜しくも視聴率面で大打撃を受けた。なぜなら、放送時期が視聴率40%を越えていた「太陽の末裔」と重なったからだ。

初回放送では同時間帯で視聴率2位を記録したが、「太陽の末裔」とは8%の格差があり、3話までには4倍以上の格差がついた。結局、「グッバイ・ミスターブラック」などと視聴率3〜5%で激しい競争を繰り広げた。

ストーリーの途中で物語が長引いたため、評価も次第に下がり、最終話では視聴率 2.6%という歴代SBS木曜ドラマの最低視聴率だった 3.4%を更新した。その後この記録は2018年、「恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌」の最低視聴率 2.1%によって、更新された。

ドラマ評論 | 帰ってきて、ダーリン!

面白かった。私が好きな設定だ。行きつけの店「ソウル市場」の妹さんに、このドラマを教えてもらい観てみた。

俳優たちも個々に際立っていて、飽きがこない。キャスティングも豪華だ。

ちょっと涙所が多いが、典型的韓流ドラマの基本、喜怒哀楽が随所に散りばめられている。

日本のドラマ『椿山課長の7日間』のリメイク。最近は、日韓間でリメイクし合うことが増えてきた。とても良いことだ。

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キャスト | 帰ってきて、ダーリン!(注意!ネタバレあり)

好きな俳優だらけのキャスティングだ。

キム・インクォン(キム・ヨンス役)

41歳、中年男性。美しい妻、愛らしい娘と一緒に、同居する父親を支えながら生きていた。大手百貨店の課長として厳しい日々を過ごし、度重なる飲み会や残業で、妻と娘を悲しませることも日常茶飯事。妻に対する罪悪感から、ある日、二人で高級レストランでディナーを楽しむも、突如、上司が急死したとの連絡。そのまま妻と共に葬儀場に駆けつける羽目に。

妻は怒り、彼は次の日のデートを計画。しかし、新ブランドの導入を巡り上司と、取引先社長との交渉が難航。怒った上司から厳しい非難を受けるが、彼はその日あった激しい頭痛に堪え、結果的には交渉を成功させる。しかし、妻との約束を果たすために帰ろうとした途中、百貨店の垂れ幕が外れそうになっているのを見つけ、屋上へ上がったところ、脳出血を起こして墜落死する。

彼の死後、百貨店は彼が賄賂を受け取り、自己の罪悪感から自殺したとして軽く処理する。

死後、魂が中瀬に到着したヨンスは、地獄行きのチケットを手渡される。自分は現世で罪を犯していないと訴えるも、自分の体を大切にしなかったため自殺者として認識される。しかし、彼は真心で許しを乞い、結果的に天国行きのチケットを手に入れる。

だが、天国行きの列車の中で、現世での家族との幸せな記憶が蘇り、現世への未練が生まれる。天国へ行くわけにはいかないと感じ、ハン・ギタクと一緒に天国行きの列車から脱出。

RAIN / ピ(イ・ヘジュン / キム・ヨンス役)

こうしてヨンスは、”逆行体験”により再び現世に戻ることになる。しかし、天界の係員のミスにより、百貨店のオーナーでもある富豪の息子イ・ヘジュンとして、百貨店の総支配人として働き始める。

ヨンスは長い間愛し、共に過ごしてきた妻ダヘの知らなかった面を多く見ることになる。思いもよらず、ダヘはヨンスの生活スタイルに合わせてきて苦しんでいた。逆行体験を通じて彼女の苦悩を初めて知り、傷つく。全く酒を飲むことがないと思っていたダヘが、焼酎をむさぼる様子を見て、彼女もまた多くのことを我慢していたことに気付く。

ヨンスは、「家族のために」「家長として」を理由に、実は妻と娘の心情や悩みを、丁寧に見てこなかった過去の生活を反省する。また、ダヘが幼い頃に兄と別れたことをジフンから知り、ダヘについて知らなかったことが多かったと深く打たれる。

短い逆行体験の期間を父、妻、娘と過ごし、ゆっくりと別れを準備する。父が健康に生きてほしいと願い、一緒に運動に行ったり、自分が見守れない幼い娘の結婚式の練習をしたり、亡くなる日に果たせなかったダヘとの静かな夕食も何とか実現する。だが、その時、ナ・ソクチョルの車にひかれ、逆行体験の期間が大幅に短くなる。

逆行体験の期間を終えるにあたり、ヨンスは心に傷を抱えたダヘや家族の心を癒し、慰める。急に去ったギタク(ホンナン)とは違い、彼はじっくりと別れを準備し、イ・ヘジュンとしてデパートを売却の危機から救う。あの世の友であるギタクは、ヨンスとダヘを助けるために早すぎる死を迎え、さらには世間から存在を忘れられる悲劇的な過程を見て、他の人々の記憶から完全に消え去っても彼がギタクを忘れないと涙を流す。

逆行体験が終わる日、ダヘの作ったカレーを最後に食べ、静かに去る。だが、ヨンスが食事をして去った場所に彼が生前そうしていたように、カレーから人参だけを選んで残したのを見て、何かに気付いたダヘが飛び出し、後ろからヨンスを抱きしめ、「今日もお疲れさま…」と言う。涙を流しながら「さようなら…」と短く言って去り、体験は終わる。

逆行体験を通じてキム・ヨンスが振り返る生涯のポイントは、彼が生前に妻シン・ダヘに向けた愛が自己犠牲だったのか、自己満足だったのかだ。彼は努力し、犠牲になった。一生懸命働き、自分の子供でさえないハンナを自分の子として育て、家族のためにいつも残業や接待に苦しんだ。死の日まで過労による脳出血が原因だった。

しかし、逆行体験を通じて戻ってきた彼は、そのような犠牲が必ずしも愛する人々を幸せにしたわけではないことを知る。彼の妻、シン・ダヘは彼が死ぬ少し前に「私だけが我慢して理解するのは、もうやめたい」「誰のために? 私たちのためだとは言わないで」という言葉でヨンスに信号を送っても、生前のヨンスは理解できなかった。しかし、逆行体験を通じて戻ってきたヨンスは、ついにダヘが送った信号を理解する。

ヨンスの気づき

ヨンスの犠牲的な心と、ダヘが傷つくのではと思い、表面に出せなかったハンナについての話や、ダヘの過去の家族の事情を無理に覆おうとした行動は、決してダヘのためのものではなく、ダヘがより心を閉ざし、自分の苦しみを表現できないようにするだけだった。逆行体験を通じてこれを悟り、ついに彼がしてきた愛のあり方に疑問を提起する。

彼がダヘのために行ってきた行動が自己満足にすぎず、それが彼女をより苦しめていたことに気づいたのだ。

キム・スロ(ハン・ギタク役)

かつてのヤクザであり、男中の漢。組織から独立し、小さな組織のボスとなった後、手を洗い、フレンチレストランを運営していた。かつてボクサーを目指し、一生懸命生きていた学生時代、恋人だったソン・イヨンがヤクザのナ・ソクチョルに襲われそうになるのを助け、自我を失い、狂ったように殴り顔に大きな傷をつけ、逮捕される。逮捕される際にイヨンと遭遇するが、彼女は彼を無視する。その後、ヤクザになり、レストランを経営する過程で、イヨンはしばしば彼を訪れては泣き、自分勝手な頼みごとをする。

しかし、ギタクはイヨンへの無尽蔵の愛ゆえに彼女を追い払うことも、近づくこともできず、その場にずっといた。彼の部屋には、イヨンが出演した作品のビデオやDVD、彼女のインタビューの雑誌まで全部揃っており、ギタクは生涯、イヨンだけを愛していた。しかし、イヨンはトップスターとなり、財閥2世のチャ・ジェグクと結婚し、子供も産んだ。ギタクはこれら全ての過程を見守るだけで、他の人と出会うこともなく生きていた。最終的に、イヨンへの自己犠牲的な愛のために、彼女の頼みを聞き入れて死を迎える。

彼女とのハグシーンを撮ったパパラッチを追い詰めるが、車は横転し、そこへトラックが彼に突っ込み、死んだ。冥界に着いて天国行きの列車でキム・ヨンスと出会い、ともに列車から飛び降り、マヤとの逆行契約により、女性のハン・ホンナンとして一時的に転生する。

オ・ヨンソ(ハン・ホンナン / ハン・ギタク役)

ギタクは一生愛したソン・イヨンの体を借りて生活を始め、イヨンの周囲を巡る。イヨンやスンジェが彼の正体に興味を示すと、「ギタクの隠された妹」としてハン・ホンナンと名乗る。ギタクの昔のライバルで現在はイヨンの事務所社長であるナ・ソクチョルとイヨンの元夫チャ・ジェグクからイヨンを守るため奮闘する。

チャ・ジェグクの陰謀でイヨンが芸能活動を休止して10年、ギタクは彼女のマネージャーになり、彼女を苦しめるものから守り、元気を取り戻させる。これによりホンナン(ギタク)とイヨンは次第に親しくなる。ギタクの死について冷酷に話すイヨンだが、実は彼の死に大いに悲しみと罪悪感を感じていたことを知り、ホンナンは彼女にそれを止めるようにと強く語る。ホンナン(ギタク)が百貨店で恥をかくイヨンを助けるシーンは特に印象的だ。また、製作発表会で王子様のように現れて彼女を救い出し、イヨンが再び芸能活動を開始できるように全力で支える。

ギタクの妹と名乗るハン・ホンナンは、実はギタク(ホンナン)が勝手に名乗った名前ではなく、幼少時に別れた妹の名前だった。この事実は後半部で明らかになり、作中では大きなサプライズとなる。苦しい状況下でギタクは妹を施設に預け、これが一生の心の重荷となっていた。チョン・ジフンが、自称ハン・ホンナン(ギタク)に、本当のハン・ホンナンの存在を知っていると告げた。妹がシン・ダヘであると聞いた瞬間、ホンナン(ギタク)は妹の家に駆けつけて涙を流した。ギタクが女性の体で転生したのは、この妹の存在が大きな原因だ。一時的に女性に転生し、自分自身の妹を装う過程で、過酷な環境から妹を施設に送った過去を再評価し、チョン・ジフンから実の妹の真実を聞くきっかけとなった。これはホンナンの台詞からも明らかだ。

永遠の犠牲と存在の消滅。最終回で、キム・ヨンスと実の妹を救う過程で、ギタクの真実が明らかになり、彼の存在そのものが消滅する。妹と、死後の友人であるキム・ヨンスの顔を切なく見つめ、「幸せになってほしい。愛しい人たちよ…」と遺言を残し、彼は亡くなった。再び冥界へ行く前に、イヨンとの別れを告げる機会があり、初めてで最後のキスを交わし、彼は消滅した。ギタクの一生が死とともに、キム・ヨンスや冥界の人々を除くすべての人々の記憶から消え、彼の生涯の痕跡は消去された。

ハン・ギタクの犠牲心

ハン・ギタクというキャラクターがドラマ中で見せる犠牲精神は、以下のようなものだ。ナ・ソクチョルからソン・イヨンを守るために少年院に入った。自分が稼いだお金で組織の弟たちの学費を援助した。イヨンの頼みで、脅迫相手から録音テープを手に入れ、それをイヨンに渡した。冥界行きの列車で出会ったキム・ヨンスが危機に陥ったとき、彼を助けるために一緒に列車から飛び降りた。チャ・ジェグクがイヨンを脅し、自分を犯人に仕立て上げる記事を出すか、ジェグクとイヨンの関係が問題なく幸せだという記事を出すか選ばせるとき、彼は自分がゴミになる道を選んだ。残り僅かだった自分の転生時間を削って、それをヨンスに分け与えた。ヨンスと妹を救うために屋上から落ち、二度目の死を迎え、存在そのものが消滅した。

イ・ミンジョン(シン・ダヘ役)

キム・ヨンスの妻。幼い頃孤児院で寂しく育ったダヘは、百貨店の案内係として働き、キム・ヨンスと職場結婚をした。若くて美しいダヘは職場で人気があったが、年上で地味なヨンスの献身的な態度に心を開き、結婚を決めた。結婚後は専業主婦となり、家事と子育てに専念。初めて娘と一緒にヨンスが働く百貨店にショッピングに行ったときは、ファッションセンスのなさでヨンスを恥ずかしくさせた。

いつも遅くまで仕事をする夫に対して不満を感じつつも、我慢強く生活を送っていた。しかし、久しぶりの外食がヨンスの仕事のせいで台無しになり、彼女の怒りが爆発した。この出来事で、ダヘは夫に対する不満と失望感を吐き出し、夫婦喧嘩に発展した。喧嘩の日に婦人科診察に行ったという話をダヘはしたが、ヨンスは二人目の子供に対して懐疑的な反応を見せた。この日、ダヘの不満が爆発し、ヨンスに厳しい言葉を吐き出すと、ダヘに手を上げようとしたヨンスは自分に驚愕する。

夫のキム・ヨンスの死後、ダヘは生活のためにヨンスが働いていた百貨店で、再び働き始める。彼女が百貨店で働くようになったのは、一人頭となるしかなかったからだし、ヨンスとの思い出がある場所だからだった。実はダヘは、ヨンスが思っていたよりも色々な面を持っていて、花を好み、鍋料理をたくさん食べ、お酒もよく飲む。そして、ヨンスの後輩だったチョン・ジフン部長とは昔、恋人関係だったという秘密もあった。ダヘのこうした一面を見て、ヨンスは傷ついて彼女を疑ったが、ダヘもまた、一途に思っていた。ジフンだけでなく、ヘジュンという姿で現れたヨンスも絶えず拒み、亡き夫を懐かしんでいた。実は、ヘジュンに揺れ動いたのは、彼の中に見えたヨンスの姿と重ねてしまったからだった。結局、ヨンスが去る時が来たとき、彼の正体を察知し、「お疲れ様、今日も」と言って後ろから抱きしめて見送ったのだ。

戻ってきたヨンスは、妻のダヘと、かつて彼が最も信頼していた元部下のチョン・ジフンが、二人だけで会っているところを目撃する。さらに、自分が死んだ後、ジフンが自分のいなかったダヘの空白を埋めようとしていることに混乱する。ダヘはジフンに対して心を揺さぶらることはなかったが、ヨンスは嫉妬心を抑えることができず、敢えてダヘに意地悪する事となる。

ダヘには孤児院に行く前に兄がいた。兄はやむを得ずダヘを孤児院に送り、彼女は貧しい家庭に引き取られて厳しい環境で育つ。子供の頃の記憶が曖昧なため、兄の存在を具体的に思い出せなかった。夫と知り合う前に付き合っていたチョン・ジフンが、夫を失ったダヘに本当の家族を見つけてあげると約束する。しかし、ダヘは「もうキム・ヨンスが私の家族だ」としてこれを拒む。だが、過去の写真などを見ていたとき、ついに兄が誰なのかを知った。

イ・レ(キム・ハンナ役)

キム・ヨンスとシン・ダヘの一人娘で、賢く愛らしい子供。

チェ・ウォニョン(チャ・ジェグク役)

女優ソン・イヨンの元夫。すでに離婚はしているが、ハン・ギタクとの一時を利用したスキャンダルで彼女を脅迫し、イヨンを何度も苦しめる。会長の私生子であるイ・ヘジュンと、会社を巡る後継争いのライバルだが、常に敗北している。

ソン・イヨンへの愛? ソン・イヨンを心から愛していたが、その歪んだ方法でイヨンも自分自身も傷つける。イヨンを愛して自殺未遂を起こし、結婚し子供も作るものの、イヨンのハン・ギトクへの感情を絶えず疑い、イヨンを苦しめて最終的に離婚する。離婚後もイヨンへの固執を捨て去ることができず、常に疑念と苦悩を抱きつつヤンデレ的な面を見せる人物だ。

イ・ハニ(ソン・イヨン役)

ハン・ギタクの初恋の女性。かつては最も成功した女優だった。チャ・ジェグクと結婚し子供もいるが、すでに離婚してシングル。そしてハン・ギタクとのスキャンダルやチャ・ジェグクからの脅迫などにより、芸能活動に足を引っ張られている状態だ。だが、ハン・ホンナン(ギタク)の助けを借り、なんとか難局を乗り越えている。

ユン・バク(チョン・ジフン役)

シン・ダヘの元彼。現在も彼女に好意を抱いている。イ・ヘジュンと対立しているが、敵役というよりはライバルに近い存在。キム・ヨンスの死後、ダヘと再びやり直そうと試みるが、ヘジュンの妨害とダヘ自身の拒否感により何度も挫折している。

ラ・ミラン(マヤ役)

天界の案内人で、ハン・ギタクとキム・ヨンスを下界へ送った人物。しかし、キム・ヨンスの生まれ変わりの容姿をデザインした後、既に現世に瓜二つのイ・ヘジュン(百貨店財閥会長の息子)という人物が存在していることを知り、対策を練る。キム・ヨンスが努めていたデパートの次期、総支配人に就任することを知り、韓国に向かっていたイ・ヘジュンが乗ったチャーター機を、天候を操って無人島へ遭難させた。

原作では、静かな性格の若い女性キャラクターだったが、ドラマでは中年女性の役職員に変更され、原作に比べて役割も大幅に増えた。

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