原作は2017年、全米図書賞の最終候補にもなったミンジン・リーのベストセラー小説「Pachinko」。在日コリアンの4代に渡る80年間の軌跡を韓国、米国、日本を舞台に壮大なスケールで描いた移民物語。
ドラマ評価 | ★3.8 |
OST評価 | ♫3.4 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
概要 | パチンコ – Pachinko
【原題】파친코 / Pachinko
Apple TV+ 金ドラマ(全8話)2022.3.25放送開始
2022.3.26 視聴開始〜 Ep8 視聴完了 2022.5.1
監督:Kogonada、ジャスティン・チョン
原作:ミンジ・リー
脚本:
企画製作:スー・ヒュー、ブルーマーベルピクチャーズ、Aハンボックドリームプロダクション、メディアRES
音楽:ニコ・ムーリ
ざっくりあらすじ | パチンコ – Pachinko
1915年、釜山のとある漁村で宿屋を営む夫婦(主人公ソンジャの父母)から物語は始まり、この夫婦のもとで生まれ育つソンジャの視点からストーリーは進む。
時は流れ、市場を牛耳るハンスが現場で指揮を取っていたとき、一人の少女に目が止まった。16歳の聡明な少女に育ったソンジャである。
あることをきっかけに二人は知り合い恋に落ち、ソンジャは身籠る。
しかし、ハンスが大阪に妻子がいることを知り一人で子供を育てると決意する。
並行して、病に倒れたところをソンジャの母に助けられた牧師イサクの存在がソンジャの未来を大きく変えることになる。
エピソードは8話で構成されており、都度時代は過去と現在(1970~80年代)を鏡写しにするような編集で展開されていくが、1話から8話に向けて時代は徐々に移り変わって行く。
1話目はソンジャが誕生する1910年代からハンスと出会う1920年代までだが、そこに1980年代のソンジャと孫のソロモンや家族たちの様子が行き来する。
2話目は1980年代、外資系証券会社でのソロモンの活躍とソンジャ一家の様子にハンスとソンジャの関係が深まる1920年代がオーバーラップする。
7話目は1923年全編、若きハンスが東京で暮らす父のもとで関東大震災が起こる。
そしていよいよ最終話(第8話)で、ソンジャとイサクはついに日本へ渡ることになる。
物語はここで終わらず、シーズン2が予定されている。
ドラマ評論 | パチンコ – Pachinko
ストーリーは日韓併合が行われた1910年代から始まるが、けして日本バッシングといった内容では全くなく、あくまでも家族と人間に焦点をおいたヒューマンドラマだ。
キャスト | パチンコ – Pachinko
映画「ミナリ」で韓国人初の米国アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得したユン・ヨジョンをはじめ、アジアで絶大な人気を誇るイ・ミンホ、新星女優のキム・ミナ。在日コリアン俳優の南果歩、新井宗二など幅広くキャスティング。
ユン・ヨジョン(キム・ソンジャ役)
イサクの妻でノア、モーゼスの母。
チョン・ユナ(幼い頃のソンジャ役)
ヤン・ジンの娘、釜山の漁村で育つ。
キム・ミナ(10代のソンジャ役)
ハンスの子、ノアをもうける。イサクの妻となり渡日する。
イ・ミンホ(コ・ハンス役)
ソンジャの恋人、ノアの父。漁場市場を牛耳る商人。のちに大阪のヤクザ組織を結成する。
ジンハ(ペク・ソロモン役)
ヨジョンの孫、モーザスの息子。一族の中で初めて米国へ留学し証券会社へ就職後、日本支店へ栄転する。
澤井杏奈(ナオミ役)
ソロモンの同僚。あとから来たソロモンにライバル心を持っている。
チョン・ウンチェ(若い頃のギョンヒ役)
ヨセフの妻。一足先に日本へ渡り、身重のヨジョンを手助けする。
チョン・インジ(ヤン・ジン役)
ソンジャの母。漁村で民宿を営みながらソンジャに気丈な教育をし育てる。
ジミー・シンプソン(トム・アンドリュース役)
仲の良いソロモンの同僚。
ハン・ジュヌ(ヨセフ役)
イサクの兄、ギョンヒの夫。イサクより先に渡日する。
南果歩(エツコ役)
モーザスの彼女、
ノ・サンヒョン(ペク・イサク役)
ソンジャの夫、モーザスの父、ヨセフの弟。ハンスの子供を身ごもっているソンジャを妻に迎え、渡日する。
新井宗二(ペク・モーザス役)
ソンジャの次男、ペク・イサクの息子。ソロモンの父でパチンコ店を経営している。
動画ドラマ紹介 | パチンコ – Pachinko
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