1000年の間、前世の記憶を持ったまま生まれ変わりを繰り返す少女ユン・ジュウォン(シン・ヘソン演)が、18回目の人生で少年ムン・ソハ(アン・ボヒョン演)と出会い、恋に落ちるロマンティックファンタジー ドラマ。
ドラマ評価 | ★4.0 |
OST評価 | ♫3.9 |
ジャンル | 転生、ロマンス、 ファンタジー |
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概要 | 生まれ変わってもよろしく
【原題】이번 생도 잘 부탁해(イボンセンド チャルプッタッケ)この人生もよろしく / See You in My 19th Life
tvN土日ドラマ(全12話)2023.6.17放送開始
2023.7.7 視聴開始〜 Ep12 視聴完了 2023.7.27
監督演出:イ・ナジョン
脚本:チェ・ヨンリム(原作:イ・ヘ / NAVERウェブトゥーン)
企画製作:スタジオドラゴン、スタジオN、スタジオファインカップ
音楽:LMTH
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視聴率
ケーブルTV、tvN配信の視聴率なので、4%台は悪くない。tvN歴代平均視聴率でいくと、だいたい20位くらい。私、個人的には、この視聴率以上に好きなドラマだ。
初回視聴率:4.2%、最高視聴率:5.7%(第4話)、平均視聴率:4.66%
ざっくりあらすじ | 生まれ変わってもよろしく
ジュウォンは、千年という長い期間に何度も転生を繰り返しており、すべての記憶を引き継いでいる。そして18回目の転生となって生まれ変わったのがジュウォン。
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今までの転生で、恋に対してトラウマができてしまい、感情を表に出すことが苦手になっていた。しかし18回目の転生で、ムン・ソハという少年と出会い、前向きな気持ちに変わり両想いになる。そんなある日、彼女はソハとクルマで移動中、交通事故によって死亡してしまう。そして19回目の転生でパン・ジウムに生まれ変わった彼女は、ソハと再会を果たすのだが……。
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ドラマ評論 | 生まれ変わってもよろしく
韓国ドラマで転生をテーマにしたドラマは多く、よほど脚本・演出を練らないと新しさは出せない。本作は、記憶を引き継いだまま1000年の間に何度も転生を繰り返す、という今までになかったNAVERウェブトゥーン作品を原作にしたことで、ほかとは一線を画したプロットに仕立て上げている。
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キャスティングも主役に、「梨泰院クラス」出演以来トップスターへ駆け上がったアン・ボヒョン。そしてドラマの女王、シン・ヘソンをヒロインに据えるあたり、製作陣の本気度が伺える。
シリアスからコメディまで、様々な表情を変幻自在に表現できる、シン・ヘソンのキャスティングは、「転生」というテーマにうってつけであり、この役どころは見事にハマっている。また、彼女パン・ジウムの少女時代役に、今の韓国ドラマ界ではトップクラスの子役パク・ソイを起用したことも正解だ。さらに、前世の少女ユン・ジュウォン役である、映画「白頭山」や「静かなる海」で強烈な印象を残したキム・シアの演技が光っている。
こうしてみると、韓国ドラマ最大の魅力は何と言っても、俳優の演技力の高さである、ということを改めて痛感する。
現在まだ視聴中のため、評価を★3.9としているが、最終話のでき次第では、★4.0を超えられるかどうか、楽しみだ。
(追記 2023.7.27)
観終わった。最終回で、心が暖かくなった。久しぶりの★4.0。OSTも良い。おすすめのドラマだ。
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キャストと相関図 | 生まれ変わってもよろしく(注意!ネタバレあり)
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シン・ヘソン(パン・ジウム/ユン・ジュウォン役)| パク・ソイ(ジウムの少女時代役)
“ソハ、今生は全て、あなたと出会うために生まれたのよ。”
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19回目の転生を生きるジウムは、MIホテル戦略企画チームのメンバー(前MIモビリティ研究員)。前世は、ユン・ジュウォンでチュウォンの姉。千年生き続けた結果、堅固な内面が形成された。カッコ良くて力強いが、温かみのあるクールな性格の持ち主、’パン・ジウム’。今生は困難だった。貧しさ、母親の逃亡、アルコール依存の父、悪党の兄…不安と理由のない悲しみが常につきまとっていた。そして、何かを待っている感じがずっとしていた。
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そんなある9歳の夏の午後、前世の全ての記憶が戻る。最初の思いは、「ソハは、生きているだろうか?」であった。前世の因縁を持ち出しても絶望感が山積みだった経験から、今回も我慢しようとした。しかし、どうしてもソハが心に浮かぶ。「私はあなたをもう一度思い出せた。あなたは私を覚えているかしら?」
頑固な性格で、一度決めたら最後まで突っ走る、それが千年近く生き続けて一貫した性格だった。我慢強く生きてきたが、今生では、その頑固さを貫き、必ずソハと再会する。ソハと再会するためには、人生をリセットしなければならなかった。全ての力を結集し、突き進むジウム。
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アン・ボヒョン(ムン・ソハ役)| チョン・ヒョンジュン(ソハの少年時代役)
“パン・ジウム、どうして急に現れるんだ?”
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MIホテル戦略企画チームの部長で、ジュウォンの初恋相手。瞳に深い思索が宿る寂しげな眼差し。内心は少年のままで、ときどき傷心の中に留まっている。多くの人々が彼の側にいたがったが、彼は冷酷に振り切った。’この人も最終的には去って行くだろう、消えるだろう、死ぬだろう。’という恐怖からだった。
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父親は常に忙しく、母親は深い愛情を示したが病気が重く、一緒にいた時間は少なかった。唯一、ソハを’愛らしい子’と見てくれた人が’ジュウォン姉さん’だった。何処か神秘的なジュウォンの言葉が、嵐の中のろうそくのようにソハの感情を捉えていた。母の死後、ジュウォンが全てだった。深く信じ、深く愛し、心の中がジュウォンだけでいっぱいで、将来必ず彼女と結婚すると誓った。
しかし、予想外の交通事故でジュウォンが亡くなり、ソハの世界は閉ざされてしまった。ソハの右耳に後遺症が残り、世界は真っ黒で静まり返った…そして、乾いていった。厳格な父親は、そんなソハを海外に留学させる。数年後、彼は母の思い出が残るホテルに戻ってきた。愛する人々の不在と聴力の喪失という苦しみを胸に抱きながら生きていたそのとき、突然、変わった女性が目の前に現れる。
何となく奇妙な感じがする。何故か見知らぬ感じがしない…生涯のどこかで会ったような感情…その瞬間、ジュウォンが言っていた言葉が…突然浮かんできた。”知ってる? 人は死んでも再び生まれ変わるのよ。” “ソハは、前世を信じる? 私は信じる。なぜなら、私は前世を覚えているから。”
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キム・シア(ユン・ジュウォン役)
“前世を信じる? 私は信じている。この人生が初めてではないから。”
パン・ジウムの前世。ジュウォンの人生は18回目の転生で、裕福な家庭で育ち、ユソンの娘、チョウォンの姉であった。幾度もの転生を経てようやく良い家族に生まれる幸運に恵まれ、9歳のソハに出会う。彼は初めは無愛想だったが、次第に特別な存在になっていく。18回目の人生で他の誰かを好きになることはないだろうと思っていたが、ソハは例外だった。彼と一緒だと、本当に12歳になった気分だった。それは暖かく、平凡で、だからこそ貴重な日々だった。
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イ・ジェギュン(キム・ジュンホ役)
“だから悲しまずに、しっかり生きていけばいいのだ。”
ユン・ジュウォンの前世。人生17回目の転生で、サーカス団の団長であり、エギョンの叔父だった。愛する兄夫婦が亡くなると、その娘、エギョンを大切に育て上げる。サーカスでは身の危険を冒してまで演舞美を追求し、常にエギョンを心配させていた。そして肺病に罹り、エギョンを残して先に短い人生を終える。
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チャ・チョンファ(キム・エギョン役)
“どういうわけか、私たち二人は出会う運命だった。少女の姿の叔父を育てることは、面白くて幸せだった…”
キム・ジュンホの姪。両親を失いサーカス団長の叔父、ジュンホに育てられたエギョンは、ジウムが二度転生する間に中年になっていた。エギョンが36歳のとき、熱い夏の日に揚げパンが焼けているとき、ひょろっとした少女ジウムがエギョンの店に飛び込んでくる。
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「私だよ、ジュンホおじさんだ。ちょっと、お金を貸して!会いたい人がいるの」と、ジウムが突然手を差し出した。子どもながらにお金を借りると言って、自分がジュンホおじさんの生まれ変わりだと言うジウム。エギョンはジウムが理解できないが、なぜか心が引かれた。そして、ジュンホとエギョンしか知らないことを知るジウムを、ようやくおじさんだと認識する。一人で孤独に生きてきたエギョンの生活にジウムが加わり、一緒に暮らすことになる。
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辛い日には、サツマイモとダイコンラディッシュのスープ、マッコリを一杯飲みながら、叔父のジウムの話し相手にもなった。雨の日には、昔の歌を口ずさんだり…ところがある日、エギョンは胸に激しい痛みを感じるようになる。
ハ・ユンギョン(ユン・チョウォン役)| キ・ソユ(チョウォンの幼女時代役)
ジウムの前世ジュウォンの妹、造景師。ユソンの娘。誰が見ても愛らしく、明るく可愛らしいチョウォンは、ジウムがジュウォン(転生18回目)だった頃、小さくて可愛い純真な妹だった。
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ジュウォンが亡くなった後、明るく振舞いながら花や木々、植物の世界と出会う。新芽を見ながら、人生は意志を持って生きることだと悟る。この世の別れと死は- 乗り越えるものではなく、賢く経験することだと。
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いつか、ソハ兄さんが韓国に帰ってきて再会するとき、もっと素晴らしい姿を見せなければならない、と思っていた。そしてついに、ソハが韓国に来た。ドユンと一緒に。チョウォンの心が再び高鳴る。しかし、帰ってきたソハは、チョウォンを避けるばかりだった。未だに’過去のあの事故’から脱出できないソハに、苛立つばかりの日々が続く。しかしある日、ソハの涙を見たとき、傷の癒やし方は人それぞれだということに気づく。
一方、’パン・ジウム’という女性と出会う。自分より年下のこの女性から…何故か姉の姿が重なって見える。このパン・ジウム、一体何者なんだ…と?
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アン・ドング(ハ・ドユン役)
ソハの秘書であり親友。弟の面倒見もよく、学校では全てにおいて優秀だった。父は、MIグループ会長のお抱え運転手として働いていた。ある日、ソハとジュウォンを乗せていたとき、交通事故に遭い、父は亡くなってしまう。
その日から突然、9歳のドユンは厳しい世界に放り出される。自分の傷を癒す時間も無く、父の役割を引き継いだ。それは7歳の弟の父であり母であり、兄であるべきだったからだ。攻撃されないよう、常に拳を握りしめ、どんな感情も簡単には見せない少年となっていった。
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富裕層の中で不運にも孤独だった学生時代に、自分と同じように頑固なソハと出会う。不安で混乱していた時期、”聴覚障害の財閥2世”ムン・ソハに、何故か共感を覚えた。人々の間に溶け込むのを避け、深い傷を隠すその瞳。経験者だけが理解できる、その感情…背景は違えど、何処かで似た二人だった。話さなくても、お互いを理解できる、そんな関係だった。
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そんな中、ソハの父親、ムン会長から意外な提案を受ける。’ソハと一緒に留学し、その行動を報告せよ’。それにより、ソハとは密接な関係となり、長年にわたり、彼の不安と敏感さを落ち着かせる唯一の存在となるが、超えられない壁があった。
‘ムン・ソハのお世話係’と言われる度に劣等感が湧き、ムン会長にソハの行動を報告するたびに罪悪感に苦しんだ。息苦しさが増してきた。時の流れとともに、チョウォンが女性として見え始める。すっきりと明るく、無邪気で親切、悩みのない笑顔を持つチョウォン。固く握った拳を開いて、乱れた髪を直したくなる女性。でも、私がこの女性を好きになってもいいのだろうか?と、感情を抑えるのだった。
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イ・ボヨン(イ・サンア役/特別出演)
ソハの母、MIホテルの元代表。MIグループ会長ムン・ジョンフンの妻。端正で温和、そして優雅な女性。裕福さを兼ね備えており、どこへ行っても人々の視線を引きつける人だった。しかし、ムン会長と結婚した瞬間から人生が衰え始める。花びらのように愛らしく、魅力的だった生活が、一瞬で虚しく衰えていく。ソハのために元気を取り戻そうとしたが、治る見込みのない病にかかってしまう。一人になってしまうソハのために、親友ユソンの娘、ジュウォンに「いつもソハと一緒にいて欲しい」と言い残し、この世を去る。
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チェ・ジノ(ムン・ジョンフン役)
ソハの父、MIグループ会長。サンアの夫。組織のトップの位置を保つため、冷徹さを保ち、感情に振り回されないことが大切だと考えていた。しかし、本来冷酷な性格で生まれてきたことを、妻のサンアと出会った後に気づく。
愛していたわけではないが、サンアを失った後で、彼女を不幸にしてしまったことに気づく。満たされなかった自分の感情的な空虚を、彼女が満たしてくれていたことに。遅すぎた後悔を表現することはできなかったが、内心は焼けつき、耐えられなかった。そして、次々と事故が起こるなか、ソハをサンアのように失うわけにはいかないと気づく。
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イ・ヘヨン(イ・サンヒョク役)
ソハの大叔父、MIグループ取締役。サンアの兄、会長ジョンフンの従兄弟。柔らかく、暖かい印象を持つ男性。頭が良く、繊細で仕事はできるが、野心は持ち合わせていない。そのため、MIグループのムン会長はサンヒョクを信頼し、一貫してそばに置いた。妹のサンアを思いやる心を、サンアの息子であるソハにも注いだ。ソハにとっては、唯一信頼できる大人であり、良い大叔父であったのだが…
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ペ・ヘソン(チャン・ヨンオク役)
MIホテル代表。知的な外見とともに野心に燃えている。高校生だったサンアの家庭教師出身。大学生の時、高校生だったサンア(ソハの母)の家庭教師を務めることになり、財閥の華やかな世界を目の当たりにし、人生をリセットしたくなった。
何をしても、所詮サンアの下であり、どう飾っても、人々の目はサンアだけに集まった。病気のサンアが結局この世を去った日から、秘めていた野心を実行に移す。そして、サンアが代表を務めていたホテルの代表の地位まで手に入れることになる。
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イ・ハンナ(イ・ハンナ役)
自由奔放なダンサー、カン・ミンギの知人。亡くなったソハの母、サンアが転生した人物。(4話から登場)
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イ・チェミン(カン・ミンギ役)
エギョン食堂のアルバイト生。ある日、ジウムの側に現れた神秘的な青年。ジウムの前世の記憶の中で最初の縁をもつ男。彼も過去の記憶を持つ転生者であった。(5話から登場)
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