チョンダム国際高等学校で起きた殺人未遂事件の唯一の目撃者キム・ヘインを『今、私たちの学校は…』で注目された女優、イ・ウンセムが主演。彼女のライバルとなるペク・ジェナ役には、Red Velvetのイェリ。学校内における権力闘争といじめ、富に対する羨望、殺人未遂事件の犯人探しなどが絡み合う青春学園サスペンスドラマ。
| ドラマ評価 | ★3.1 |
| OST評価 | ♫2.8 |
| ジャンル | 学園、財閥 サスペンス |
概要 | チョンダム国際高等学校
【原題】청담국제고등학교（チョンダムクッチェ コドゥンハッキョ）清潭国際高等学校 / Bitch x Rich / Cheongdam International High School
WAVVE/Netflix水ドラマ（全10話）2023.5.23放送開始
2023.6.12 視聴開始〜 Ep8 視聴中 2023.6.23
監督演出：ミン・ジヨン
脚本：チョン・ソンウン
企画製作：Wavve Studios / WHYNOT Media
音楽：チョン・スンヒョン
ざっくりあらすじ | チョンダム国際高等学校
女子高校生殺人未遂事件の唯一の目撃者である貧しい家庭に育った転校生と、事件の容疑者であり校内一の権力を持つ有名な女王の心理戦を描いたものだ。
貧しい家庭に育ったキム・ヘイン（イ・ウンセム演）は、全校1位の模範生徒になり、公務員になるという人生の目標のために大学生の身分を偽って家庭教師をしていた。ある日、ヘインは偶然にもチョンダム（清潭）国際高等学校の女子学生が校舎屋上から突き落とされた現場に居合わせる。
ヘインは屋上にいる犯人を目撃するが、学校側から黙っていることを条件に転校を提案される。一方、校内一の権力を持つ「ダイヤモンド6」の女王ペク・ジェナ（イェリ演）は、自分を恐れない転校生のヘインをいじめる。
ヘインはジェナが自分のことを学校から追い出そうとしていることを知り、ジェナに対抗することを決意。自分が事件の唯一の目撃者であることを利用していく…。
ドラマ評論 | チョンダム国際高等学校
よくある学園モノに、殺人未遂事件を絡めたプロットには、脚本の工夫が見られる。また、暗くなりがちな貧富の差問題描写を、ヒロインのイ・ウンセムが演じたことによって明るさが担保された。嫌味な金持ちに対して、毅然とした態度をとる姿は、視聴者の好感を呼び込むであろう。
対する財閥家の権力を振りかざす生徒役を演じたイェリの膨満っぷりは、お見事。また、ヒロインを支える二人の新人俳優、イ・ジョンソクとユ・ジョンフが、青春ドラマには欠かせないフレッシュさを輝かせている。
ただし、このドラマはクリフハンガーで終わるため、消化不良を感じる視聴者は少なくない。また、それに対する議論も沸き起こるであろう。
キャスト | チョンダム国際高等学校
学園ドラマに定評のあるイ・ウンセムに、Red Velvetのイェリを迎え、若手新人俳優の二人（イ・ジョンヒョク、ユ・ジョンフ）が絡んだ、フレッシュなキャスティング。
イ・ウンセム（キム・ヘイン役）
明るく学校に通う高校生のヘイン。全校1位の成績を取り公務員目指している。家が貧しいためコンビニのバイトだけでなく、友人で韓国大学に通うイ・ソンジュの学生証を使い、密かに家庭教師もしていた。
ある日、理事長に合うためチョンダム国際高等学校を訪れていたが、殺人未遂の犯人を目撃してしまう。理事長は学校の名誉にかけて、この事件を隠蔽するため、ヘインに転校させることを条件に黙殺を謀る。
イ・ウンセムは、1999年10月10日生まれ。2007年、KBS1ドラマ『TV小説-君の風景』に7歳でデビュー。2009年の映画『飛んでペンギン』に出演後は学業に専念。
高校卒業後の2017年、映画『ミッドナイト・ランナー（パク・ソジュン/カン・ハヌル主演）』で女優カムバック。その後は、『僕たちの復讐ノート』『私たちが出会った奇跡』『バッドパパ』『プリースト』『ブラックドッグ』『袖先赤いクットン』など、超がつくほどの話題作に毎年出演。
Netflixドラマ『今、私たちの学校は…（2022）』にパク・ミジン役で、認知度が急上昇。同年、『チアアップ』にも主要な役柄で出演。ついに本作で、初のドラマ主演を務めた。
イ・ウンセムは、暴言を吐く演技が好評で、韓国では“18座（シッパルチャ ※1）”、外国では“Ms.Shibal（ミス・シバル）”というニックネームが付けられている。
K-トリビア（※1）シッパルとは | 悪口
18を韓国語で「シッパル（십팔）」と発音する。これは、韓国語で言う悪口「씨발（ッシバル）」の発音に、微妙に似ている。ちなみに意味は「ク◯野郎、ク◯ッタレ」
キム・イェリム（ペク・ジェナ役）
ジェナは、チョンダム国際高等学校で校内一の権力を持つ「ダイヤモンド6」の女王。ジェナは、転校生ヘインの態度と出自が気に食わず、彼女をいじめる。ジェナは、「ダイヤモンド6」傘下の生徒たちを使い、なんとかヘインを学校から追い出そうとする。
キム・イェリムは、1999年3月5日生まれ。2015年に韓国のガールズグループRed Velvetのメンバー、イェリとしてデビュー。
その後、2016年の『太陽の末裔』でカメオ出演し、ドラマデビュー。2021年ドラマ『ブルーバースデイ』で初主演し、翌年には映画版が公開。2023年に日本でリメイクされた。
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イ・ジョンヒョク（ソ・ドヨン役）
ペク・ジェナを筆頭にした校内最高の権力者「ダイアモンド6」のキング。チョンダム国際高等学校、理事長の息子。偶然、ヘインのプロフィールを理事長室で見つけ、その内容に興味を持ち、ヘインに近づく。殺人未遂事件の犯人を捜すために…
イ・ジョンヒョクは、1997年6月23日生まれ。2021年『教科書にはありません』『ハートウェイ』でドラマ主役デビューを果たす。その後、『@アカウントを削除しました』『チアアップ』『私たちの恋愛シミュレーション』に出演。
ユ・ジョンフ（イ・ソマン役）
ある日突然、バケツ姿で現れた他校の女子生徒の印象が忘れられずにいた。その後、転校してきた生徒がヘインであることを知り、彼女に興味を持つようになる。
ユ・ジョンフは、1997年10月27日生まれ。2022年『バッドガールフレンド』でドラマデビュー。その後は、『ニュー恋愛プレイリスト』『お嬢さんドゥ・リアン』などに出演。
動画紹介 | チョンダム国際高等学校
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