王子たちのために宮廷の内外を東奔西走する王妃が主人公のフュージョン朝鮮時代劇。権力を求める王妃といったステレオタイプを打ち崩す、ニュータイプの王妃を演じるのはキム・ヘス。
ドラマ評価 | ★4.0 |
OST評価 | ♫4.0 |
ジャンル | 朝鮮時代劇 |
- 概要 | シュルプ
- ざっくりあらすじ | シュルプ
- ドラマ評論 | シュルプ
- キャスト | シュルプ
- キム・ヘス(王妃イム・ファリョン役)
- パク・ジュンミョン(シン尚宮/サングン役)Park Jun-Myun
- ペ・イニョク(世子役)Bae In-Hyuk
- ムン・サンミン(ソンナム大君/イ・ガン役)Moon Sang-Min
- ユン・サンヒョン(ムアン大君役)Yoon Sang-Hyun
- ユ・ソノ(ケソン大君/イ・ファン役)Yoo Seon-Ho
- パク・ハジュン(イリョン大君/イ・ユル役)Park Ha-Jun
- チェ・ウォニョン(国王イ・ホ役)Choi Won-Young
- キム・ヘソク(大妃/皇太后役)Kim Hae-Sook
- オク・ジャヨン(ファン・チョヨン役)Ok Ja-Yeon
- カン・チャニ(ウィソン君役)Kang Chan-Hee
- キム・ウィソン(ファン・ウォニョン役)Kim Eui-Sung
- キム・ガウン(テ・ソヨン役)Kim Ga-Eun
- キム・ミンギ(ポゴム君役)Kim Min-Gi
- ウ・ジョンウォン(コ・キイン役)Woo Jung-Won
- ムン・ソンヒョン(シムソ君役)Moon Sung-Hyun
- チャン・ヒョンソン(ユン・スグァン役)Jang Hyun-Sung
- ソ・イスク(前王妃役)Seo Yi-Sook
- 動画紹介 |
- 視聴者の声 |
概要 | シュルプ
【原題】슈룹 / シュルプ / Under the Queen’s Umbrella
tvN火ドラマ(全16話)2022.10.15放送開始
2022.10.20 視聴開始〜 Ep16 視聴完了 2022.12.5
監督演出:キム・ヒョンシク、パク・コノ
脚本:パク・パラ
企画製作:スタジオドラゴン
音楽:キム・ジュンソク、チョン・セリン(ムービークローザー)
視聴率
初回視聴率:7.6%、最高視聴率:16.8%(第16話/最終話)、平均視聴率:11.07%
ざっくりあらすじ | シュルプ
さまざまな陰謀が渦巻く宮中の動きに対し、相手が誰であっても真っ向から対決する姿勢を崩さない王妃ファリョン。
そんな王妃を国王イ・ホは最も信頼を寄せ、陰ながら支えていた。
世子(セジャ)をはじめ、立派に育った5人の王子たちは誰一人もれなく正道を好むところは母親譲り。
しかし、王子たちの自由奔放な性格が時節、宮廷の内外でトラブルを起こすため、その度に王妃はトラブルシューターとして走り回る日々を送っていた。
王妃でありながらも、ときには母として優しくも厳しく立ち居振る舞う彼女を王子たちは畏怖しながらも敬愛していた。
そんな王妃ファリョンは側室の王子たちにも分け隔てなく深い愛情を注いでいた。
国王も期待するほど立派に務めを果たす世子(セジャ)にある日、重篤な病に罹っていることが発覚。
王妃ファリョンと対立する国王の母、大妃(テビ)は己の権力を継続するため、これを機に側室から後継者を出そうと世子の廃位を謀る。
実は大妃(テビ)も先王の側室から成り上がった過去があった。
一方、王妃ファリョンは前世子(セジャ)が早逝した責任を取る形で追放された前王妃を訪れる。
ファリョンは前王妃から、前世子の死因が毒殺であり他の王子たちもことごとく謎の死を遂げたのは大妃(テビ)の仕業であった事実を知らされる。
そこでファリョンは全力で世子(セジャ)の治療にあたると同時に、王子たちに徹底して帝王学を教え込むために奔走するのであった。
世子の様態が芳しくない中、万が一に備え国王イ・ホは徳と功を兼ね備えた最も賢い王子から世子の後継者を選ぶ「択賢(たくけん)」を実施。
こうして総勢11人の王子たちとその母たちが世子の座をかけて熾烈に競争していくことになる。
K-トリビア | シュルプとは
ドラマのタイトル「シュルプ」とは、王子を雨脚から守るために雨傘を差す母の姿を意味する。
ドラマ評論 | シュルプ
本作はフュージョン朝鮮時代劇にありがちな薄っぺらさがなく、軽快さの中にも厳粛な空気が漂う重厚な作品に仕上がっている。
疾風のごとく駆け抜ける王妃の姿は颯爽として麗しくカッコいい。
王妃の威厳を保ちつつ、王子たちを息子として深い愛で包む込む母の姿がドラマ全体を光で包み込んでいる。
今までの朝鮮時代劇が描いてきた王妃像と全く異なる母性愛溢れる姿をこれほど見事に演じ切ったキム・ヘスの演技が最大の見所。
それにしても息子たちのために奔走する母親っぷりにときおり見せる優しい眼差し。
打って変わって片眉を吊り上げながら対峙する相手をにらみつけるキム・ヘスの目ヂカラに圧倒される。
キャスト | シュルプ
存在感抜群の王妃役にキム・ヘス。対峙する皇后役には名優キム・ヘスク。
キム・ヘス(王妃イム・ファリョン役)
朝鮮国の王妃/正室(中殿※1/チュンジョン)。世子(※2)と4人の王子(大君※3)の母。朝鮮王妃として宮中で厳格な姿勢を示す反面、側室の王子(君※4)たちにも深い愛情を注いでいる。
※1 朝鮮では王妃を中殿(チュンジョン)と呼称する。もとは王妃が住む部屋を指し、1432年以降から王妃を指して使われる名称。
※2 世子(セジャ)とは次期王位を受け継ぐ王位継承権第一位の王子。大君(テグン)とは王と王妃の間に生まれた王子の称号。
※3 大君(テグン)とは王と王妃の間に生まれた王子の称号。
※4 君(グン)とは王と側室との間に生まれた王子の称号。および王族等に与えられる称号でもある。
パク・ジュンミョン(シン尚宮/サングン役)Park Jun-Myun
王妃の側近で、常にファリョンと行動をともにする最も信頼された直属の部下(尚宮/サングン)。
ペ・イニョク(世子役)Bae In-Hyuk
王妃の長男。文武両道に長けた理想的な世子だが、病に冒されている。
ムン・サンミン(ソンナム大君/イ・ガン役)Moon Sang-Min
王妃の次男。少年時代を宮廷外で育った野性味に溢れた正義感の強い王子。長男である世子を尊敬している。
ユン・サンヒョン(ムアン大君役)Yoon Sang-Hyun
王妃の三男。宮廷外で恋愛の末、子供を作ってしまうほど一番の問題児。
ユ・ソノ(ケソン大君/イ・ファン役)Yoo Seon-Ho
王妃の四男。芸術家気質で書道、絵、楽器に長けた王子だが人に言えない秘密を持っている。
パク・ハジュン(イリョン大君/イ・ユル役)Park Ha-Jun
王妃の末息子。自由奔放な末っ子らしいいたずらっ子。
チェ・ウォニョン(国王イ・ホ役)Choi Won-Young
側室出身の現皇太后によって王の座についたが、幼少の頃から王子の中で最も聡明であり現王としても名君ぶりを発揮している。
キム・ヘソク(大妃/皇太后役)Kim Hae-Sook
先王の元側室でのちに正室となった国王イ・ホの母。裏の権力を牛耳る皇太后で王妃イム・ファリョンと敵対している。
オク・ジャヨン(ファン・チョヨン役)Ok Ja-Yeon
側室の中で最も影響力を持ち、息子ウィソンを次期世子(セジャ)に着けるべく暗躍する。
カン・チャニ(ウィソン君役)Kang Chan-Hee
ファン・チョヨンの長男で自分こそが真の世子であると信じて疑わず、不正をしてまでも世子の座を狙っている。
キム・ウィソン(ファン・ウォニョン役)Kim Eui-Sung
ファン・チョヨンの父、宮廷内一番の権力者。
キム・ガウン(テ・ソヨン役)Kim Ga-Eun
天真爛漫なその性格は側室の中で異彩を放ち、憎めない人柄。
キム・ミンギ(ポゴム君役)Kim Min-Gi
テ・ソヨンの長男。王妃の次男ソンナム大君に負けず劣らずの資質を持った王子。
ウ・ジョンウォン(コ・キイン役)Woo Jung-Won
我が息子を世子にすべく、当初は王妃ファリョンに敵対的態度を見せるが、息子を救ってくれた恩に報いることになる。
ムン・ソンヒョン(シムソ君役)Moon Sung-Hyun
その心優しさゆえ、母コ・キインのプレッシャーに耐えられず自ら命をたとうとするも王妃ファリョンに救われる。
チャン・ヒョンソン(ユン・スグァン役)Jang Hyun-Sung
ファン・ウォニョンを支持する兵曹判書。
ソ・イスク(前王妃役)Seo Yi-Sook
現大妃(テビ)ママに毒殺された前世子イッキョンの母、前王妃。
動画紹介 |
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