モートン病 インソールの選び方 | 扁平足サポートがポイント

モートン病

モートン病と診断されたらまず自分にあうインソール探しからはじめます。モートン病になる要因として多くは扁平足があります(私の場合がそうです)。

歩行によって趾(あしゆび)の間を通る神経に圧迫が重なり、その神経がコブ化してしまうのがモートン病(モートンの神経腫)。歩行の際、この神経腫が圧迫されることで痛みが生じます。

モートン病用のインソールを選ぶ前に

モートン病用のインソールを選ぶ前に足の構造と機能について知ってみましょう。

全体重の負荷を一手に担う足の裏。

歩行中、 アーチ状の足底筋膜がクッションとなり足底にかかる負荷を和らげますが、扁平足になると足底筋膜が本来の役割を果たせず趾の間を通る神経への圧迫が増大します。

足底の理想的なアーチ
アーチにできなくなった足底
(扁平足)

加齢とともに扁平足化していくことは仕方のないことですが、扁平足になることで ヒザ痛・腰痛・足首痛の要因になるだけでなく、ゆくゆくはモートン病や足底筋膜炎(足底腱膜炎)の発症にまでつながる恐れがあります。

模造品のインソールを検証。

インソールを選ぶ際に気をつける大切なポイントは『安かろう悪かろう』です。睡眠に負けないほど健康に大切な歩行。

良質な寝具はそれなりに高額であるように足に関する製品も良いものは安くありません。

日常歩行して生活している人口に比例してインソール業界に参入しているメーカーが数多くありますが、オリジナルで開発したメーカーの製品を模倣・模造して販売してる会社も多く存在しています。

市場のニーズに答えられるだけの製品が生み出されるまで、一番お金がかかるのが企画開発費。

企業はそれを大量生産することで初めて利益を生み出すわけですが、模造品を販売している会社の製品は品質もアフターサービスも担保されていませんので注意してください。

そういった模造品の事例を紹介。

①ENERFOOT ORTHOTIC INSOLES(エナーフット・オーソティック・インソールズ)

売価:約 1,500円

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こちらは米国風パッケージですが、中国の会社で中国製。英国のFootActive社の模造品です。↓

タテの厚みがかなりあるので、そのまんま今はいてる靴のサイズでは厳しいです。甲が高めのスニーカーや靴をお持ちなら、ヒモの締め直しで調整する必要があります。

ENERFOOT ORTHOTIC INSOLES
ENERFOOT

インソールが厚すぎて(2cmあります)履き心地は土踏まずを必要以上に押し上げ甲も圧迫されて正直あまり良くないです。

オリジナルデザインはこちら英国のFootActive社。↓

本家英国のFootActiveインソールは24.95ポンド(約 3,600円)で販売されてます。日本のAmazonでは 2万円ほどで売ってますが、はっきり言ってインソールの値段として 2万円は高過ぎるし、5,000円前後でもっと良いものが国内にたくさんあるのでおすすめしません。

②BHCanae(ビー・エッチ・カナエ)売価 約 1,500円

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BHCanae

↑ こちらは社名に「カナエ」や日本語の取説が同梱されており、いかにも日本の会社のように見せてますが実際は中国の会社で中国製。

こちらも英国デザインの模倣品。

ご覧の通り見た目のデザインが細かいところまで一緒。履き心地は ①ENERFOOT ORTHOTIC INSOLES と同じで、良くないです。


安価で土踏まず部分をサポートしているインソールもありますが、 ただ押し上げればいいというものではない事例として。

③COLMO Comfort Insole(コロモ・コンフォート・インソール)売価 約 1,500円

こちらのメーカーは日本か中国か調べきれませんでした。

COLMO Comfort Insole
COLMO Comfort Insole

先に紹介したインソールと比べ全体にソフトなイメージで、足裏側に組み込まれたグレーの部分は少し硬めの素材でグリーンのハニカム構造(ハチの巣デザイン)部分は踵の衝撃を吸収する作りになってます。

COLMO Comfort Insole
COLMO Comfort Insole
インソールの土踏まず(中心部分)にモッコリ盛り上がりがある

履き心地は、モッコリ盛り上がった部分が土踏まず部分を直接押し上げてくれるのではいた直後は気持ちいいです。

しかしモッコリ盛り上がった部分が必要以上に固くて 10分ほど歩くと土踏まずがだんだん痛くなりそれ以上歩くことができなくなります。こちらもおすすめできません。

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以上 3社のインソールはモートン病には向いてませんが、一般的なインソールとしての機能は持ち合わせてます。


厚めで硬めのインソールを使ってみたい方には 1,500円程度と安価なので試して見る価値はあるかも知れません。

モートン病には土踏まずをやさしく押し上げてくれるインソールを選びましょう。

モートン病用のインソールを選ぶ大切なポイントは扁平足のサポート。

こちらは日本のメーカー でモートン病のために開発された廉価な日本国内製造の村井。

④insole PRO(村井製のモートン病 対策インソール)売価 約 1,500円

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外国製と比べさまざまな素材を組み合わせたりしていませんが、シンプルな素材かつ土踏まず部分がしっかり盛り上がってるインソール。

モートン病の痛みの原因に対応した製品です。

村井製のモートン病 対策インソール
女性用はベージュ (22 – 25cm)/ 男性用はブラック(Mサイズ:25 – 25.5cm)(Lサイズ:26 – 27cm)
村井製のモートン病 対策インソール
村井製のモートン病 対策インソール
村井製のモートン病 対策インソール
(ソール裏側)こちらは私が購入した男性用 Lサイズ(26 – 27cm)

モートン病対策とうたってるこちらのインソールは実際の使用感として土踏まず部分を柔らかく押し上げてくれるので痛みもなく長時間気持ちよく歩けます。

安価なので、モートン病を罹患して初めて使うインソールとしてはとてもおすすめです。

高級インソールのキング | SUPERfeet

最後に高額ですがユーザーによる評判が最も高いインソールをご紹介します。SUPERfeet(スーパーフィート)は1977年創業の米国メーカー。もともと足のトラブルを抱えた人のためのインソール開発からスタートしているオーダーメイド・インソールのパイオニア企業です。製品の開発は足医学の知見をベースにしているので確かな製品づくりが魅力。 スーパーフィートについて詳しくはこちら → SUPERfeetの歴史(公式サイト) 》

スポーツやランニング、ウォーキング、登山など用途に合わせた種類が豊富にあるので詳細は SUPERfeet公式サイト インソール・ラインナップ 》でお確かめください。

実際に購入する際はAmazonが格安で、購入のサポートも受けられるのはメリットです。

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モートン病がひどい場合にはオーダーメイドにも対応してるので公式サイトでお確かめください。 SUPERfeet 公式サイト モートン病対策 》

加齢による扁平足化は誰にも避けられませんが、せめて扁平足予防のために毎日最低でも5000歩以上は歩くよう心がけましょう。

ジョギングシーン

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